サツマイモは、ダイエットに役立つ栄養価の高い食品の1つです。サツマイモには、食物繊維が非常に多い為、血糖値の急上昇が抑えられる低GIの炭水化物として、長時間にわたってエネルギーを供給することができます。これにより、空腹感を感じにくくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。また、サツマイモには、切ったときに出る乳白色の液体でヤラピンという成分が含まれており、加熱しても減少しにくく、食物繊維との相乗効果で整腸作用と便秘予防に効果が期待できます。ただし、摂取量には注意が必要です。一般的にサツマイモ(鳴門金時)は、100gあたり約132kcal(生、蒸し)と決して高カロリーでは無いものの、大量に摂取すればカロリー摂取量が増え、焼き芋にするとカロリーが更に約151kcalに上がるため、適量を守って摂取することが大切です。また、最近では品種改良が進み、糖質が上がった為、更にカロリーが高いものも増えてきています。
「では、果たしてダイエットに最強なのは、サツマイモなのでしょうか?」
芋ではないですが、最近ではダイエット食として、かなり人気のあるオートミールはどうでしょうか?一般的なオートミールの栄養成分表によると、100gあたりタンパク質が約14gも含まれており、優秀なダイエット食ですが、カロリーも約370kcalと高い為、30〜50gの摂取量が適量とされ、食べすぎると思わぬカロリー摂取量につながる可能性があります。
では、カボチャはどうでしょうか?西洋かぼちゃ(果実、生)100gあたり約91kcalで、日本カボチャ(果実、生)は約49kcalとなります。一般的に日本で多く食されているのは、西洋カボチャになります。サツマイモに比べると、かなりカロリーが低くなり、食物繊維はサツマイモよりは少なめですが、これも芋では無いですがダイエットには向いている食材ですね。β‐カロテン、カリウム、ビタミンC、ビタミンEがかなり豊富です。
ところが、そんな優秀食材よりも更に優秀な食材がありました。なんとそれは、里芋です。里芋の可食部約100gのカロリーは、(生) 約58kcal、(水煮) 約59kcal、(冷凍) 約72kcalで、サツマイモの半分しかカロリーがありません。 水溶性食物繊維が約0.8g、不溶性食物繊維が約1.5g含まれています。サツマイモ(皮付き)には、100g(蒸し)あたり、水溶性食物繊維が約1.0g、不溶性食物繊維が約2.8g含まれているので、若干サツマイモには劣りますが、 里芋には水溶性食物繊維であるネバネバ成分のガラクタンが含まれています。 その粘着性により食べ過ぎ防止に効果があるとされており、糖質の吸収をゆるやかにするため血糖値の上昇も抑えてくれますし、食物繊維は腸内細菌のはたらきを活発にし、腸内環境も整えてくれます。つまり、里芋はダイエットするにはまさに最強と言える芋類の一つですね。
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